トランプ次期大統領と密談。タイガー・ウッズの2017年はどうなる? (4ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 トランプ氏が大統領に就任する頃、ウッズはイリノイ州シカゴ郊外で新しいプロジェクトを開始する。これは、南シカゴの再開発の一環で、現在あるジャクソンパークGCにウッズ設計による18ホールのチャンピオンコースを誕生させるというもの。パー3コースも併設して、シカゴエリアの17歳以下のジュニアには、平日の朝や夕方、週末も午後2時以降は無料で開放するという。

 この地に、「タイガー・ウッズ」の名前が入ることは非常に大きな意味を持つ。市の関係者がこう語って、同コースへの期待を膨らませる。

「(ここには)まだまだゴルフを知らない子どもたちがたくさんいる。タイガーというヒーローの名前を見れば、きっとクラブを握りたくなると思う」

 ちなみに、米フォーブス誌が最近公表したウッズの資産は、およそ740ミリオン(7億4000万ドル=約873億円)。アメリカのセレブ7位にランクされた。この自己資本をもとにゴルフビジネスを展開させていけば、それはゴルフ界にとっても、非常に有益なものになるはずだ。

"人生の第二章"は、プレーヤーとビジネスマンの二足のわらじを履くことになるウッズ。プレーヤーとしては、20代、30代の頃とは違ったスタンスで臨むことになるだろう。そうした中で、プレーヤーとしても、ビジネスマンとしても、両方に成功することができれば、ジュニアにも、ミドルエイジにも、そしてシニアにも、さまざまな夢を与えることができるに違いない。

 とにもかくにも、ハッピー・バースデイ、タイガー! 2017年が素晴らしい1年になりますように。

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