【木村和久連載】アマチュアは
ゴルフ場の情報を入れずにプレーせよ

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第86回

「さあ、いよいよ明日はコンペ!」というとき、みなさんはどのようなテンションでゴルフに臨むのでしょうか。「優勝は無理でも、ドラコンはほしいぃ~」とか言って、前日練習場でドライバーをばかすか打ちますか?

 まあ、前日はハイテンションでもいいですよ。問題は、プレー当日です。

 運動選手が試合に臨む前、よくヘッドフォンで音楽を聞いていますよね。水泳選手などは、あれでテンションMAXまで持っていき、限界を超えた動きを目指すそうです。

 ボクサーは、絶対に「ロッキーのテーマ」を聞いている気がします。公園の高台の上では、シャドーボクシングのあとに生卵を一気飲みしているイメージがあります......って、まんま映画やないですか。

 アントニオ猪木選手は現役時代、モハメド・アリから譲り受けたテーマソングを聞いて戦闘モードに突入していました。このように、格闘系はテンションアゲアゲで申し分ないと思います。

 でも、球技であるゴルフは、ちょっとノリが違うような気がします。参考までに、テニスプレーヤーの錦織圭選手はどんな曲を試合前に聞いているのか、調べてみました。某インタビュー記事によると「ゆっくりした曲が好きだから」と、大橋トリオの『はじまりの唄』などを聞いて、気持ちをリラックスさせているそうです。その歌のことはよく知りませんが、タイトルからして和みそうですね。

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