【内藤雄士ゴルフレッスン】初心者がプロのトーナメントから学べること (2ページ目)

  • スポルティーバ編集部●取材・文 text by Sportiva 中山雅文●撮影 photo by Nakayama Masafumi.

白石 テレビではわからなかったことがいっぱいありました。コースは真っ直ぐではなくて、かなり左や右に曲がっているし、アップダウンも結構あるんですね。

 選手はいろいろな国籍の人がいて、ファッションもみんなとても個性的! よく見るとスイングもそれぞれ微妙に違うことにも気がつきました。

 そして、プロでも最初の1番ホールなんかは緊張して、ミスが出るんですね。質問があるのですが、内藤さんはプロのコーチとして、試合直前、選手にはどんなアドバイスを送っているのですか。

1番ホールを観戦する白石さん。選手の緊張感が伝わってくる1番ホールを観戦する白石さん。選手の緊張感が伝わってくる
内藤 いつも通りのテンションになるよう、気を使いますね。「今のいい感じ!」とかね(笑)。もちろん、直前に気落ちするようなことは言いませんし、だからといって、集中しすぎてしまうのもよくないんです。"いつも通り"、これが難しいんです。

 白石さんは、スタート前のプロの練習は見ましたか?

白石 もう、圧倒されました。男子プロはスイングが速いし、ボールを目で追うのも大変で。でも、練習をずっと見ていたら、私自身もボールを打ちたくなりました、私のような初心者でもプロから学べるようなことはありますか?

内藤 もちろん、ありますよ。さすがにドライバーは男子プロのマネは難しいですが、たとえば、最近レッスンしたアプローチ。これは男女差がないので、とても参考になります。くり返し教えたように、アプローチはリズムが大切なんです。プロでもアプローチのリズムはズレてしまうことがあるので、試合前にチェックしているんです。

白石 練習グリーンで、プロが真剣にアプローチやパットを何度も練習していたのが印象に残っています。たしかに教わった「振り子」を実践していたような......。

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