【木村和久連載】ゴルフの世界は「逆・地方格差」。賢く節約すべし (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 東京近郊で週末にゴルフをすると、3万円は下りませんからね。1回のプレーでアパートの家賃代が出ます。別に日帰りで栃木県や群馬県の安いコースに行けばいいと思うかもしれませんが、それでも交通費が高いし、移動時間が長くて疲れます。

 前述の知り合いは、私鉄のターミナル駅の徒歩圏内にアパートを借りているので、無料のクラブバスを利用してコースに行くのだとか。ゆえに、車なしの生活でも全然困らないのです。

ゴルフ環境は、確かに地方のほうがいいかもしれませんね......ゴルフ環境は、確かに地方のほうがいいかもしれませんね...... しかし、いくら経済的とは思っても、家賃3万円を出して地方に住む決断は、現実的にはなかなかできません。じゃあ、いかにゴルフにおける出費を抑えるか。

 ささやかな抵抗ではありますが、それはズバリ、マイカー移動をやめることです。

 すでに車を持っている方は、そのままで結構。車の所有だけでもお金がかかりますが、動かすとさらにお金がかかります。だから、ゴルフのときは同伴者の車に相乗りか、電車移動をお勧めします。

 私は年に数回、茨城県の水戸までミニコンペをしに行くのですが、そのときは一緒に参加する人の車に乗せてもらいます。それで、ガソリン代、高速代として、運転してくれる人に2000円を渡します。こっちは、2000円で水戸まで往復できて安くあがりますし、運転する方にしても、3人乗せて6000円の手間賃をいただいて、ガソリン代は軽く浮きます。相乗りは、みんながトクをするシステムなのです。

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