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【木村和久連載】推奨、アマチュアは
ディボット跡から打つべからず (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 特に多く見受けられるのは、グリーンまで残り160ヤード程度の池の手前です。乗せごろ、外しごろの距離で、みなさん果敢に挑戦したり、池の手前に刻んだりして、同じ場所から打つことが多いからでしょう。結果、そういうところはディボット跡密集地帯となって、いつまでも経ってもフェアウェーがきれいにならず、ハゲ山状態が続いています。

 このディボット跡"無間地獄"は、コース側、プレーヤー側にとっても、あまりよろしくない状態だと思います。「ありのままに打つ」のがルールとはいえ、ディボット跡の面積が芝生の面積を上回るって、ちょっと考えられません。

アマチュアゴルファーにとって、ディボットは本当にやっかいですよね...アマチュアゴルファーにとって、ディボットは本当にやっかいですよね... この問題をどう処理するか。

 答えは簡単です。一時的にローカルルールで「スルーザグリーン、オール6インチ、リプレース」を適用するのです。さすれば、ディボットに入ったボールは、それを避けて打てるわけです。それでも治らない場合は、ローカルルールでそのディボット跡の多い箇所だけドロップエリアをこしらえて、そこから打つことにすればいいのです。

 一般的にディボット跡は、暑い季節なら芝がすぐに生えると言いますが、毎日誰かがディボット跡をこしらえているので、もはやイタチごっこです。しかも、ディボット跡をこしらえる人に限って、目土をおこたりがちです。自分もたまに目土を忘れることがありますから、人に注意するほど、品行方正ではありませんが......。

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