2015.06.25

【女子ゴルフ】小林浩美会長が語る「世界で勝つための条件」

  • 柳川悠二●文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images,Kai Keijiro

日本女子ゴルフ協会・小林浩美会長インタビュー(後編)

 国内ツアーの充実をはかるとともに、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長が目標に掲げるのは「世界で勝つ」ことだ。そのためにも、世界標準にするためLPGAツアーでは4日間競技を推奨し、下部ツアーにあたる「ステップ・アップ・ツアー」にも力を入れて就任前の5試合から、今年は14試合にまで増えている。五輪競技に復帰する2016年、協会設立50周年となる2017年に向けたLPGAのビジョンとは?
(インタビュー前編はこちら)

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―― 「世界で勝つ」選手を育てるために、今、小林会長が取り組まれていることは何でしょうか。

小林 現状、世界で最も強いフィールドはアメリカです。そこに肉薄し、世界のメジャーで勝つためには、大会を開催する条件をなるべく同じにすることが必要だと思っています。そうすることで選手の持っている能力をさらに引き上げることができると考えています。欧米トーナメントのおよそ8割が4日間競技です。一方、国内ツアーは8割が3日間競技です。4日間の大会を経験することで、体力はもちろん技術や精神力がさらに鍛えられます。また、コースセッティングのバリエーションを増やし、対応力を高めることも大事です。さらに、芝質はショットの精度に影響を与えていると感じていますので、アメリカの芝質と同じコースで大会を増やせればと思っています。日本の四季と合わせ、芝の育成度合いやコースのデザインとの組み合わせで、もっとたくさんのコースセッティングが可能だと思っています。そして、日本人選手が海外メジャーに出場した時、気おくれせずに普段の力を発揮し、結果が出るようになればいいなと考えています。やはり日本がメジャーで勝ちたいし、2016年のリオデジャネイロ五輪や2020年の東京五輪ではメダルを獲りたいです。