【女子ゴルフ】日本人のメジャー制覇は近い!
ふたりの宮里が全米女子でつかんだもの
全米女子オープン、トータル3オーバー7位タイでフィニッシュした宮里美香(右)。 アメリカ・ウィスコンシン州のブラックウルフランで開催された全米女子オープンは、7アンダーと2位に4打差をつけた韓国のチェ・ナヨンが、初のメジャー制覇を飾って幕を閉じた。
最終日の日本人選手は、首位と7打差ながらも宮里美香が3位タイで最終組のひと組前でスタート。「(最終日に)こんな組で回れることは、そんなに経験できないことなので」と、特別な思いを持って臨んだ。
その姿を見つめていたラウンド解説の村口史子プロは、「感動で涙が出そうになった」という。
しかしスタートホールの1番で、ボールがカップをかすめて惜しくもバーディーを逃した。それからは1m、2mのパットがことごとく外れ、スコアを伸ばせずにいると、グリーン周りを川が取り囲む難関の5番ホールで、2打目を川に入れてダブルボギー。続く6番もボギーとし、序盤で3つスコアを落としてしまった。
村口プロは、「1番、2番、4番のパットの、どれかが入っていれば、流れが変わったかもしれない......」と自分のことのように悔やんでいた。
後半も、12番でバーディーパットを沈めて反撃開始かと思われたが、13番でボギー。17番では、ティーショットを左の池に落として痛恨のダブルボギーを叩いて、さらにスコアを落とした。それでも、最終18番ホールで意地のバーディーを奪って7位タイで終えた。
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