三笘薫のプレミアリーグ復帰はいつ? オーウェンも苦しんだハムストリング痛は慢性化すると実に厄介 (3ページ目)
【田中の実力なら失地回復は可能】
昨シーズンの田中碧は、まさに「右肩上がり」だった。一時はベンチを温める日々が続いたものの、終盤戦を迎えるあたりから実力で定位置を奪回。リーズのプレミアリーグ残留に貢献し、試合内容の向上は田中の献身に負うところが大きかった。
だが、今シーズンは風向きが怪しい。昨シーズン終盤、リーズの中盤はイーサン・アンパドゥ、アントン・シュタッハ、田中が主力を構成していた。この3人に続くのが、ショーン・ロングスタッフとイリア・グルエフだった。
リーダーシップにあふれ、ロングスローでアシストも期待できるアンパドゥ。すぐれた戦術眼を持ち、高いプレー強度で攻守に貢献するシュタッハ。このふたりは、ダニエル・ファルケ監督の信頼が非常に厚い。
そして昨シーズンのパフォーマンスをふまえるなら、田中も同格のはずだった。しかし、今夏の移籍市場でフラムからハリー・ウィルソンを獲得した。本来は右ウイングの選手だが、ゲームコントロールとシュートの精度を高く評価するファルケ監督は、アンパドゥ、シュタッハとともに中盤の一角をウィルソンに委ねるようだ。田中にすれば心穏やかではない。
8月2日に行なわれたリバプールとのプレシーズンマッチ、田中のプレーはミスが目立ち、失いかけている信頼を回復するに至らなかった。ボールを持ちすぎた結果、何度もロストしていたし、1対1でも圧倒された。ファルケ監督が納得できるプレーではなかっただろう。
ただ、シーズンはまだ始まっていない。昨シーズンと同様に田中の実力をもってすれば、失地回復はまだまだ可能だ。フタを開けてみるとシーズン前のプランが一変したケースは、世界中のどのクラブでも頻発する。まして市場は終盤を迎えており、移籍する時期として適切ではない。
しかし、それでも序列が落ちているのなら、新たな挑戦に野心が燃えているのなら、思いきった決断も悪くはない。
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