三笘薫のプレミアリーグ復帰はいつ? オーウェンも苦しんだハムストリング痛は慢性化すると実に厄介 (2ページ目)
【三笘復帰の「Xデー」は......】
一説によると、ハムストリングを痛める選手は20年前に比べると倍増しているという。現代フットボールはアスリート色が強くなり、過度の負担が下半身にかかるのも要因のひとつだろう。急激な緩急の変化、左右のステップに耐えられなくなった肉体が、最後に悲鳴を上げる。
三笘の負傷も、現代フットボールの高強度化と無縁ではないだろう。冒頭に挙げたウルヴァーハンプトン戦では左サイドから仕掛けた際、ハムストリングに違和感を覚えていた。そして5月25日、負傷箇所にメスを入れたことをブライトンが明らかにしている。
以降、三笘はリハビリに努めている。重度の負傷だったため、早期復帰は難しい。繰り返すが、ハムストリング痛は慢性化すると厄介だ。メディカルスタッフとともに急がず焦らず、とにかく完治を目指してほしい。
8月2日、三笘はブライトンに再合流したものの、トップフォームに戻るまではまだまだ時間が必要だろう。痛みが和らぎ、「もう治ったんじゃないか」という根拠のない自信は、復帰を遅らせるどころか、選手生命を危機にさらすだけだ。
もちろん、開幕戦には間に合わない。保存療法ではなく手術に至った事実、過去にハムストリングを痛めた選手たちの経緯から推測すると、ジョギングを開始するまで3カ月。全体練習を経て実戦復帰するまで、さらに3カ月程度を要するのではないだろうか。
したがって三笘復帰の「Xデー」は、11月中旬〜下旬との仮説が成り立つ。
8月13日時点で、ブライトンは三笘の具体的な復帰時期を公表していない。彼に代わる左ウイングを探す気配もなく、ヤンクバ・ミンテ(プレシーズンマッチのローマ戦で負傷)とマクシム・デ・カイペルでやり繰りするしかない。
昨シーズンの三笘は、度重なる負傷に苦しみながら、ピッチに立ちさえすれば決定的な違いを見せつけてきた。第33節のトッテナム・ホットスパー戦で決めた一撃は、2026年4月のプレミアリーグ月間最優秀ゴールに選ばれるほど秀逸だった。
三笘は唯一無二の存在だ。今はゆっくり治療してほしい。ファビアン・ヒュルツェラー監督も「自分の肉体に自信を取り戻すこと」と語っていた。彼の代役は存在しない。
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