【ワールドカップ】クリスティアーノ・ロナウドはもう要らない!? ポルトガルが抱える特大のジレンマ (3ページ目)
【「全員が対等な立場にあることを知っている」】
またコロンビア戦後の会見でも、次のようにCR7を擁護した。
「(ロナウドの動きの少なさを指摘されて)彼はセンターフォワードで、ボックスのなかで仕事をする。周りの選手との連携が重要になる。フィジカルの状態は良好で、練習では常に良い数字を弾き出している」
どこか歯切れが悪く、取り繕うようなトーンだった。ロナウドが活躍できていないことは誰の目にも明らかながら、彼にベンチ行きを命じるのは、やはり難しいのだ。
チームメイトも、同じように振る舞っている。今のポルトガル代表には、ロナウドに強烈に憧れてきた選手がほとんどで、誰もが敬意を示しつつ、問題が大きくならないように気を配っているように見える。
すでに広く報じられているが、パリ・サンジェルマンでチャンピオンズリーグを連覇中の21歳のMFジョアオ・ネヴェスの次のコメントが曲解され、ソーシャルメディア上で炎上した。
「クリスティアーノがポルトガルや代表チーム、そしてフットボール全体に貢献してきたことは、誰もが理解している。ただ彼も僕らも、全員が対等な立場にあることを知っている。クリスティアーノもまた、ポルトガルのために力を尽くそうとするひとりの選手なんだ」
これに対し、「ロナウドに敬意を払え」、「恩知らずの若造」、「黙ってロナウドにパスをしろ」といったコメントが相次いだ。ただしネヴェス本人にロナウドを批判する意図などそもそもなく、それを理解するロナウド本人が自身のSNSで「(ポルトガル代表は)常に団結している」と綴って火消しに努めた。
また23歳のウイング、フランシスコ・コンセイソン──キャリア晩年に若き日のロナウドと代表合宿を共にしたセルジオ・コンセイソンの息子──はこう語った。
「クリスティアーノにパスをしなければならないわけではなく、その都度、ベストと思える味方にパスを送る。それは瞬間的な判断であり、誰かを優先したりはしない」
我々ポルトガルのメディアのなかでも、意見は割れている。ある人は「ロナウドは、自分がベンチスタートで途中からピッチに入った方が、良い仕事ができると気づくべきだ」と言い、またある人は「いずれにせよ、今のポルトガルにCR7以上の点取り屋はいない」と主張する。
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