ワールドカップでメッシは再び活躍するか 走らないスーパースターの輝かせ方 (3ページ目)
【代表チームのスタンダード】
ルカ・モドリッチ(クロアチア)は40歳、クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)は41歳でのW杯となる。選手寿命の延びとともに、こうしたケースは今後も増えていくと考えられる。
かつての40歳と比べればはるかに動けるとはいえ、運動量の減少は否めない。そのかわりほかの選手にはない技術や経験を持っている。国民的英雄である彼らをメンバー外にすることも難しいだろう。アルゼンチンの伝統である1+9の構造は、多くのチームで取り入れられていく可能性があるわけだ。
10人のプレッシングが常態化してきた現代サッカーにおいて、1+9は時流に逆行しているようだが、代表チームに関してはこちらがスタンダードになっていくかもしれない。
その点で、このスタイルの先駆で完成形とも言えるアルゼンチンが北中米大会でどんなプレーを見せるかは、W杯におけるチームのあり方を占う試金石になる。
著者プロフィール
西部謙司 (にしべ・けんじ)
1962年、東京生まれ。サッカー専門誌「ストライカー」の編集記者を経て2002年からフリーランスに。「戦術リストランテ」「Jリーグ新戦術レポート」などシリーズ化している著作のほか、「サッカー 止める蹴る解剖図鑑」(風間八宏著)などの構成も手掛ける。ジェフユナイテッド千葉を追った「犬の生活」、「Jリーグ戦術ラボ」のWEB連載を継続中。
【画像】FIFAワールドカップ2026出場国 フォーメーション&メンバー
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