ネイマール「最後の使命が残っている」 ワールドカップ出場へ「不可能に挑む」プロジェクトが始動 (3ページ目)
【「不可能に挑むスーパーヒーロー」?】
それはサントスでタイトルを獲ることではない。大金を稼ぐことでもない。彼の使命とはブラジル代表、そしてワールドカップだ。
2026年の初頭、ネイマールは自身のインスタグラムに、バットモービル(映画『バットマン』に登場する乗り物)仕様にデザインされた愛車とヘリコプター、そしてプライベートジェットとともに登場した(車は『ダークナイト』に登場するバットマンの車「タンブラー」のレプリカ。ヘリコプターはエアバスH145、飛行機はダッソー・ファルコン900LX、。総額は約5600万ドル/85億円と評価されている)。そしてひと言、「夢は叶えることができる」。
言わんとするメッセージは明白だ。
「2年のブランクもものとせず、代表に復帰する」――ネイマールは、自身を「不可能に挑むスーパーヒーロー」として見ているようだ。
彼が最後にカナリア色のユニフォームを着たのは、2023年10月17日、モンテビデオで行なわれたウルグアイ戦だった。その夜、彼は左膝の前十字靭帯を断裂し、半月板を損傷した。
ネイマールは担架に乗せられ、泣きながらピッチを去った。それ以来、セレソン(ブラジル代表)に彼の姿は830日以上ない。
代表復帰の夢。だが、控えめに言っても、状況は非常に厳しいものがある。ブラジル代表の新監督、カルロ・アンチェロッティは、これまで何度もネイマールと話し合いの場を持っているが、それでも彼を招集したことは一度もない。ネイマールは、いまのところアンチェロッティのワールドカップ行きのリストに入っていない。イタリア人指揮官の態度はシンプルかつ一貫している。
それは「もしネイマールがいいプレーをするなら、招集する」というものだ。インタビューでは「ネイマールへの扉は常に開いている」と繰り返しているが、誰かを義務的に招集するつもりはないとも明言している。
「ネイマールは、他の多くの選手と同じようにウォッチングリストに入っている。もし彼が代表に入りたいなら、(招集メンバーを最終決定するまでの残り)6カ月でフィジカルコンディションと力を示す必要がある」
論理的かつ冷静な言葉である。アンチェロッティは約束をしない。だが......。
(つづく)
3 / 3

