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ネイマール「最後の使命が残っている」 ワールドカップ出場へ「不可能に挑む」プロジェクトが始動 (2ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Akiko Tonegawa

【12月31日に契約を延長】

 2025年1月、再びサッカーの中心に戻るため、ネイマールはサウジアラビアを去る決断をする。契約の満了を待つことなく、ネイマールはまたチームを去った(サントスやバルセロナでも同様だったが)。

 今回、彼が行ってしかるべきクラブは世界でただひとつ、古巣のサントスだった。彼のすべてが始まったクラブで、ペレの背番号10を背負うという夢を追い、そのために月給が10分の1になっても構わないというストーリーは、母国に美しい物語として伝えられた。ただ現実には、それはネイマールの助けを求める叫びだった。

 ただし、さすがのサントスもネイマールの体調には不安があったようで、最初の契約はわずか6カ月だった。そのあともまた6カ月だけ更新した。様子を見ながらのテストのようなものだった。

 実際、フィジカルコンディションは相変わらず低調で、サウジアラビアで見たのと同じようなシーンが繰り返されることも多かった。「もう限界だろう」と、誰もが思うようになりつつあった。それでもネイマールは昨シーズン、リーグ戦、カップ戦など合わせて28試合に出場し、11ゴール、4アシストを記録しており。スター選手の数字ではないが、まだ「生きている」ことを示した。そして、彼が本当にいいプレーを見せた終盤の4試合が、サントスを降格から救った。

 ネイマールは、昨年12月のブラジル全国選手権終了から数日後、再び左膝の手術を受けた。膝、足首、筋肉――彼のキャリアにおける手術はすでに10回以上になる。その数字は、彼がキャリアのなかで、延べにしてほぼ4シーズン分をピッチ外で過ごしたことを物語っている。

 それでも、彼は契約を更新する。2025年12月31日、年が明ける数時間前に、ネイマールはサントスと契約を新たにした。今度はなんと契約期間が1年に伸びた。

 それには大きな理由がある。2025年最後のインタビューで、ネイマールは今の自分をこう語っている。

「僕のキャリアには、プロジェクトの最後の部分がまだ足りていない。今、僕には最後の使命が残っている」

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