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【欧州サッカー】ロナウジーニョの超絶技巧に脱帽 レアル・マドリードのサポーターでさえ拍手で称えた (4ページ目)

  • 粕谷秀樹●取材・文 text by Kasuya Hideki

【バルセロナでの輝きは永久不滅】

 以降、フラメンゴ、アトレチコ・ミネイロ、ケレタロFC、フルミネンセを渡り歩き、2018年に引退したあともトラブル続きだ。

 税金未納、パスポート没収、怪しげなサイトの広告塔、偽造IDカード使用......。絵に描いたような転落の人生だ。2025年7月、チャリティマッチに出場するため来日。あの笑顔を振りまいていたそうだが、現在のフットボールシーンはトラブルメーカーを必要としていない。

「フットボールと音楽の楽しさを子どもたちに伝えたい」

 そう語っていた第二の人生も、具体的は活動できていないようだ。このままフェードアウトしてしまうのか。

 バルセロナでの輝きは永久不滅の保存版である。ロナウジーニョの明るいキャラクターは、何物にも代えがたい財産だ。

著者プロフィール

  • 粕谷秀樹

    粕谷秀樹 (かすや・ひでき)

    1958年、東京・下北沢生まれ。出版社勤務を経て、2001年、フリーランスに転身。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、海外サッカー情報番組のコメンテイターを務めるとともに、コラム、エッセイも執筆。著書に『プレミアリーグ観戦レシピ』(東邦出版)、責任編集では「サッカーのある街」(ベースボールマガジン社)など多数。

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