「整いつつある」久保建英、サッカー日本代表への合流を前に、地元スペイン人記者がケガの回復具合に言及 (2ページ目)
【ブラジル戦後に痛みが再発】
左サイドですばらしいパフォーマンスを発揮しているアンデル・バレネチェアが今季、久保の負担を軽減しているのは間違いない。しかし、彼のフィジカル面の安定性も限界を迎えたようだ。バスクダービー(11月1日のアスレティック・ビルバオ戦)で負傷交代を余儀なくされ、その代わりに出場したアルセン・ザハリャンも終盤に筋肉系の問題を抱えていた。
これによりエルチェ戦では、ゲデスがバレンシアで輝かしい活躍を見せた左サイドへの復帰のチャンスを得た。今後は控えと先発を交互に務めながら前線のさまざまなポジションでプレーすることになると思うが、主に左サイドでの起用が予想される。久保の足首に問題があった場合は再び右サイドに戻るかもしれないが、久保のフィジカル面の見通しは明るい。
久保は日本代表でブラジルに歴史的な勝利を収めてサン・セバスティアンに戻ったが、セルヒオ・フランシスコによれば、その時点で、ケガはかなり回復していたという。しかし、ラ・リーガ第9節セルタ戦前の練習中に不自然な動きをしたことで痛みが再発。チームに帯同せず、次の2試合(セビージャ戦、国王杯のネグレイラ戦)も欠場し、バスクダービーでようやく復帰した。
そのバスクダービーでは、後半18分にゲデスとの交代でピッチに入ると、最高のパフォーマンスを発揮。相手を抜き去り、ボールを正確にコントロールし、チームの勝利に貢献した。
久保は「痛み止めの注射を打ちながら試合に出ていた」と明かしたうえで、「選手が所属クラブで試合に出ている場合、代表に招集されるのは当然のこと」と話し、セルタ戦前日のケガ再発を残念がった。さらに「足首の痛みを再び感じたらプレーを止めるつもりだ。50%の状態で試合に臨むのは意味がない」と慎重な姿勢を見せた。
そして、ピッチ外の話題で家族について尋ねられた際には不快感を隠さなかった。昨季までサン・セバスティアンで一緒に住んでいた弟の瑛史(セレッソ大阪)と母親が日本に戻ったため、久保は今季、ひとり暮らしをしている。不振の原因はそこにあると考えるサポーターもいるが、実際の原因は足首に大きな問題を抱えながらプレーしてきたためだ。
「私生活を話題にされたり、家族にスポットライトが当たるのは好きじゃない。家族は大好きだけど、僕は常に自立して、自分のためにサッカーをしてきた。何も知らない人たちに、ひとり暮らしがピッチでのパフォーマンスに影響を与えていると言われるのは嫌だった」
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