【プレミアリーグ】英国人記者の順位予想、下位10チーム編 日本人選手所属のあのチームは? (3ページ目)
【田中碧を中心に据えるリーズ・ユナイテッドが昇格組で唯一の残留か】
昇格組のなかで唯一、リーズ・ユナイテッドは残留を果たしそうに思える。田中碧を中盤の軸に据え、昨季のチャンピオンシップを制したチームは、イングランド屈指の熱いファンのサポートを誇る。ダニエル・ファルケ監督は過去にノリッチで2度の降格を経験しているが、逆にその経験を生かすこともできるのではないか。
こちらも北部に本拠を据えるバーンリーも、昇降格を繰り返す"ヨーヨークラブ"にはなりたくないはずだが、その堅実な戦いがプレミアリーグのクオリティーに通用するかは疑問だ。昨季チャンピオンシップで実に16失点しかしなかったチームは、攻撃力に難があり、耐え忍んでも結果につながらない試合も出てきそう。カイル・ウォーカーは経験をもたらすはずだが、それでも......。
混乱の続くウェストハムが、14シーズン戦ったプレミアリーグに別れを告げそうな予感。大胆な予想ではあるが、昨季途中に招いたグレアム・ポッター監督は、理論と人柄に優れるが、一度うまくいかなくなると、盛り返せなくなりがちだ。放出したモハメド・クドゥスの後釜も獲れておらず、ファンは不満を溜め込んでいる。失敗するクラブの条件は揃っている。
1879年に創設された北部の古豪サンダーランドが、9シーズンぶりにプレミアリーグに戻ってくる。プレーオフを勝ち上がって昇格を決めた際は、ファンの感情が爆発し、新シーズンへの期待も大きい。グラニト・ジャカ、シモン・アディングラら、ベテランと若手の実力者が加入し、経営サイドもチームをバックアップしているが、久々のプレミアリーグは困難なものとなると予想する。
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