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サッカー日本代表の前田大然 「めちゃくちゃ仲いいです」という選手を明かす (2ページ目)

  • text by Sportiva

【ウイングバックも好きかな】

 日本代表はワールドカップの最終予選を首位で突破しましたけど、振り返ってみていかがでした?

前田 チームは最速でワールドカップ行きを決めましたけど、個人的にはやっぱり試合にもそこまで絡んではいないし、ゴールも全然取れていないんで、まだまだかなって思います。

 3-4-2-1のシステムが多かったですけど、ウイングバックのプレーもあったし、一番前もありました。やはり一番前でプレーしたいですか?

前田 うーん。まあ、もちろん前でもプレーしたいですけど、ウイングバックは上下動ができるし、走ってるのはもう好きなんで。だから今のフォーメーションやったら結構ウイングバックも好きかなと。

 でも、少し守備の負担は増えるんじゃないですか? 相手に攻め込まれた時に、ウイングバックがボックス内で守備をする場面は出てきますよね。4-3-3のウイングとはまた違うじゃないですか。

前田 でも今は、アジアの相手としかやってないんで、あまり守備の場面がないですよね。上のチームとやるとそういう感じになってくるのかなと。

 中国戦(2024年9月5日)でのゴールは、右のウイングバックの伊東純也選手からのクロスに左のウイングバックが入っていった形でしたね。

前田 代表でも「ウイングバックからウイングバック」っていうのはよく言ってることなんで。あそこはもう自分のよさかなって思います。

 あれはね。外から見たらめちゃくちゃ速く見えるんですよ。

前田 あ、そうなんですか?

 でも大然からしたら、あんまりわからないですよね。

前田 はい。

 サウジアラビア戦(3月25日)では1トップのスタメンで出て、1回相手の背後に斜めに抜け出してシュート、ポストに当てたのがありました。

前田 あれは、最初はファーに打とうとしたんですけど、でも感覚的に「なんかこれニアかな」と思って、変えたんです。

 大然と一緒にやってたのでわかりますが、ああいうのを外したら絶対悔しがるし。結構そのあととかも(頭に)残ってたんじゃないですか?

前田 残ってました(笑)。ポストで惜しかったというのが余計に。なんか枠を思いっきり外れたのならまた違ったんでしょうけど。

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