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三笘薫、久保建英、佐野海舟、鈴木彩艶...欧州サッカーで今季活躍した日本人選手をランク付け (2ページ目)

【チームの中心として結果を出した前田大然、田中碧】

西部謙司(サッカーライター)

欧州サッカー今季活躍した日本人選手トップ10 
1位:前田大然(セルティック) 
2位:田中碧(リーズ) 
3位:三笘薫(ブライトン) 
4位:久保建英(レアル・ソシエダ) 
5位:佐野海舟(マインツ) 
6位:鎌田大地(クリスタル・パレス) 
7位:中村敬斗(スタッド・ランス) 
8位:守田英正(スポルティング) 
9位:町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ) 
10位:南野拓実(モナコ)

 セルティックのスコットランドリーグ4連覇に貢献、プロサッカー選手協会(PFA)の年間最優秀選手賞を受賞した前田大然。韋駄天ぶりを遺憾なく発揮し、公式戦49試合33ゴールと活躍した。

 田中碧はリーズの2部リーグ優勝の原動力となり、チームの年間最優秀選手に選出された。MFとして攻守に不可欠のプレーぶり。

 チームの中心として結果を出したふたりを1、2位とした。3位はチェルシー戦での神業トラップからのゴールが絶賛された三笘薫。年間最優秀ゴールに選出したメディアも多かったが、プレミア公式ではマンチェスター・シティのオマル・マルムシュの得点が受賞している。

 傑出したプレーでレアル・ソシエダの攻撃を牽引した久保建英。しかしチームはリーグ11位にとどまった。来季は移籍の可能性が高そうだ。

 佐野海舟はマインツで抜群の運動量とデュエルの強さを発揮。第二の遠藤航となっている。

 FAカップ優勝の快挙を成し遂げた鎌田大地を選ばないわけにはいかないだろう。日本で廃藩置県が行なわれた年(1871年)に始まった伝統のカップ戦で、日本人選手が決勝にフル出場しての戴冠は歴史的な出来事。クリスタル・パレスにとっても初のタイトルだった。

 チームは2部へ降格してしまったが、スタッド・ランスでの中村敬斗の奮闘は光っていた。終盤戦は徹底守備の戦い方のなか、守備タスクをこなしながら持ち前の得点力を発揮した。

 スポルティング連覇に貢献した守田英正、ベルギー・ディビジョンA優勝のユニオン・サンジロワーズで守備の要だった町田浩樹。リーグタイトルはパリ・サンジェルマンの独走でノーチャンスだったが、3位でCL出場権を獲得したモナコで貢献した南野拓実も選出した。

 選外になってしまったが、渡辺剛(ヘント)、堂安律(フライブルク)、板倉滉(ボルシアMG)もコンスタントな活躍ぶりだった。

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