検索

プレミアリーグ注目5クラブの最新布陣 リバプールの独走、三笘薫の活躍は続くか?

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi

 日本のサッカーファンからも大きな注目が集まっている、今季のイングランド・プレミアリーグ。シーズン後半戦に入ったところで、首位のリバプール、追いかけるアーセナル、三笘薫の活躍から目が離せないブライトンなど、5クラブの最新主要フォーメーションを紹介する。

前編「レアル・マドリード、バルセロナなど必見5クラブの最新布陣」>>

リバプール

この記事に関連する写真を見る【4―2-1-3】
FW:コーディ・ガクポ(ディオゴ・ジョタ)、ルベン・ディアス(ダルウィン・ヌニェス)、モハメド・サラー(フェデリコ・キエーザ) 
MF:ドミニク・ソボスライ(ハーベイ・エリオット)、アレクシス・マック・アリスター(カーティス・ジョーンズ)、ライアン・フラーフェンベルフ(遠藤航) 
DF:アンドリュー・ロバートソン(コスタス・ツィミカス)、フィルジル・ファン・ダイク(ジョー・ゴメス)、イブラヒマ・コナテ(ジャレル・クアンサー)、トレント・アレクサンダー=アーノルド(コナー・ブラッドリー) 
GK:アリソン・ベッカー(カオイムヒン・ケレハー)

 アルネ・スロット新監督が統率する新生リバプールの快進撃が続いている。プレミアリーグはおろか、オランダ国外初挑戦にもかかわらず、この46歳のオランダ人指揮官はトップレベルの舞台でも優れた手腕を、遺憾なく発揮している。

 プレミアリーグでは今季のダークホース、ノッティンガム・フォレストに黒星を喫しただけで、序盤から首位を快走。チャンピオンズリーグ(CL)ではミランやレバークーゼン、レアル・マドリードら強豪とのカードが組まれたなか、7連勝を遂げて16強入りを決めた。特筆すべきは、ほぼすべての選手がトップコンディションを保っており、ケガ人が続出している他クラブのライバルとの大きな違いとなっている。

 ただし、リーグカップでは決勝に進出したものの、FAカップでは4回戦で2部の下位チーム、プリマス・アーガイルに不覚を取った。遠藤航は国内カップ戦でCBを試されたりもしているが、重要な一戦ではなかなか出番が回ってこない。

 この絶好調のスカッドに上積みを求める必要はなく、冬のマーケットでは静観。ポスト・クロップの初年度に、とてつもない偉業が達成される可能性はある。

1 / 5

著者プロフィール

  • 井川洋一

    井川洋一 (いがわ・よういち)

    スポーツライター、編集者、翻訳者、コーディネーター。学生時代にニューヨークで写真を学び、現地の情報誌でキャリアを歩み始める。帰国後、『サッカーダイジェスト』で記者兼編集者を務める間に英『PA Sport』通信から誘われ、香港へ転職。『UEFA.com日本語版』の編集責任者を7年間務めた。欧州や南米、アフリカなど世界中に幅広いネットワークを持ち、現在は様々なメディアに寄稿する。1978年、福岡県生まれ。

【画像】2024-25シーズン 欧州サッカー注目16クラブの開幕時主要フォーメーション

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る