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久保建英は初戦不出場 ヨーロッパリーグに全力投球できないそれぞれのクラブ事情 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

 アスレティックは現在、CLで戦っていても遜色ない戦力を誇る。ユーロ2024で大車輪の活躍だったニコ・ウィリアムズを擁し、兄のイニャキ・ウィリアムズとのパワースピード全開のコンビは見ものだろう。ユーロ2024優勝のスペイン代表守護神ウナイ・シモンは現在ケガで不在だが、センターバックのダニエル・ビビアンもユーロで堅実なプレーを見せた。オイハン・サンセト(ケガで離脱中)はバスクが生んだファンタジスタだ。

 初戦のローマ戦(現地時間26日)は、決勝で相見えてもおかしくはないカードと言える。

 伏兵は、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるトルコのフェネルバフチェだろう。39歳のエディン・ジェコ(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)、35歳のドゥシャン・タディッチ(セルビア)など老練な名手を擁する。はたして、名将モウリーニョの神通力は健在か。

 消耗感が増したELの新方式だが、独特の"難しさ"を制して生き残ったものが王者になる。

遠藤航、冨安健洋、南野拓実など日本人選手の活躍にも期待!
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著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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