旗手怜央が掲げた新シーズンの目標「デ・ブライネやギュンドアンのような決定的な仕事ができる選手へ」

  • text by Harada Daisuke

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2024-25シーズンがスタート。旗手怜央に昨シーズンの振り返りと新シーズンの目標を聞いた。ケガの多かった昨季は、自分のなかで気づくことが多かったという。

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セルティックはリーグ2連勝スタート。旗手怜央も開幕戦でゴールした photo by Getty Imagesセルティックはリーグ2連勝スタート。旗手怜央も開幕戦でゴールした photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見る

【なるべくボールを蹴らない】

 シーズンオフは、かつてのチームメートや日本代表で切磋琢磨する仲間たちに会い、貴重な時間を過ごした。それぞれ異なる土地や場所で頑張る戦友たちの言葉は、その一つひとつに学びがあり、刺激があった。

 帰国中には、来る新シーズンに向けて、しっかりと自主トレも行なった。実はプロになってから、シーズンオフはなるべくボールを蹴らないトレーニングを実施している。

 というのも、一年のうち単純計算でシーズン期間は10カ月あるとする。残りは2カ月――そのうち、キャンプなどの準備に1カ月を費やすと考えると、残る時間は1カ月になる。要するに、一年のうち11カ月もの間、サッカーボールを蹴っているのだから、たとえ1カ月間ボールを蹴らなくても、それほどボールフィーリングが鈍ることはないだろう。

 むしろ、シーズン中は嫌でもボールを蹴るため、身体や走りをメインにしたトレーニングは、この期間にしか突き詰めることはできない。そのため、シーズンオフの自主トレでは、なるべくボールを使わずに、自分自身の身体に目を向けるようにしている。

 同時に、この期間は昨季の自分をしっかりと見つめ直し、新シーズンへ向けた整理と、英気を養う時間にしている。

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プロフィール

  • 旗手怜央

    旗手怜央 (はたて・れお)

    1997年11月21日生まれ。三重県鈴鹿市出身。静岡学園高校、順天堂大学を経て、2020年に川崎フロンターレ入り。FWから中盤、サイドバックも務めるなど幅広い活躍でチームのリーグ2連覇に貢献。2021年シーズンはJリーグベストイレブンに選ばれた。またU-24日本代表として東京オリンピックにも出場。2022年3月のカタールW杯アジア最終予選ベトナム戦で、A代表デビューも果たした。2022年1月より、活躍の場をスコットランドのセルティックに移して奮闘中。

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