久保建英のリバプール移籍話は「日本発」も、ユーロ優勝メンバー5人のソシエダに激変の可能性 (3ページ目)
ラ・レアルはもうひとり、トルコのサイドアタッカーに食指を動かしている。ユーロ2024トルコ代表ケレム・アクトゥルコールで、大きくはないが俊敏で力強く、左サイドからゴールへ迫る。アンデル・バレネチェアに代わるドリブラーがいないだけに、戦力アップにつながるはずだ。
一方、ル・ノルマンはアトレティコ・マドリードに移籍濃厚で、メリーノやスビメンディも獲得の打診を受けており、戦力低下も考えられる。
「リバプール移籍か?」
久保に関しては、そんな噂が出ている。日本発信のニュースで、スペインのメディアはそれを追いかけるような報道。久保サイドからのリークの可能性もあるが、そうだとすれば信ぴょう性もあるか。
ラ・レアルは久保を戦力の中心と考えているが、100億円の違約金を積まれたら売却せざるを得ない。その場合、リバプールも最低1000万ユーロ(約17億円)以上の年俸を用意することになるだろう。モハメド・サラーの後継者と考えているなら「ない」とは言えない話だが......。
ラ・レアルは現時点で5人のユーロ2024優勝メンバーを抱え、セルヒオ・ゴメスを加えた3人のパリ五輪メンバーも擁する。他にもメンデス、バレネチェア、アマリ・トラオレ、イゴール・スベルディア、ホン・アランブルなどの実力者がずらり。これでストライカーがはまれば......ラ・レアルは陣容が整いつつある。
7月25日、久保はガンバ大阪と戦うジャパンツアーのメンバーに名を連ねている。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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