久保建英、過密日程の影響は明らか 勝利に貢献も日本代表招集に不安はないのか (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyukikarhi

 久保だけでなく、欧州の最前線で戦う選手の代表招集には再考の余地があるだろう。

「ラ・レアルは来季の欧州カップ出場へ望みをつなげた!」

 スペイン各紙は、カディス戦の勝利がそれだけ重要だったことを報じている。ラ・リーガは残り9試合、ラ・レアルは暫定6位とカンファレンスリーグ出場の位置にいるが、5位のヨーロッパリーグ、あわよくば4位のCL圏内を狙いたいところだ(現在4位のアトレティコ・マドリード、5位のアスレティック・ビルバオがスペイン国王杯決勝を争い、その結果次第で出場チーム数は変動)。

 これから続く天王山で、久保が"奇跡を起こす戦い"のキーマンであることは間違いないのだ。

プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。

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