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久保建英は右ウイングが最適 スペイン人記者がレアル・ソシエダで輝く理由を分析

  • イケル・カスターニョ・カベージョ●取材・文 text by Iker Castaño Cabello

久保建英が古巣マジョルカ相手に公式戦8試合ぶりのゴールを挙げ、レアル・ソシエダは公式戦連続無得点をクラブワースト記録タイの5でストップした。今回はクラブの地元紙『エル・ディアリオ・バスコ』で、レアル・ソシエダの番記者を務めるイケル・カスターニョ・カベージョ氏に、久保の活躍の源となっている、ポジションに関する分析をしてもらった。

【久保の活躍がチームの雰囲気を変えた】

 日本代表の一員として戦った久保建英にとって、アジアカップは忘れるべき出来事となったが、レアル・ソシエダに復帰してすぐ、ふたつの大きな喜びをチームやサポーターにもたらせてくれた。

久保建英はレアル・ソシエダに戻ってまた活躍し始めた photo by Nakashima Daisuke久保建英はレアル・ソシエダに戻ってまた活躍し始めた photo by Nakashima Daisukeこの記事に関連する写真を見る ひとつ目はパリで開催されたパリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグ(CL)の決戦2日前に、ラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)との2年間の契約延長を発表したことだ。契約解除金は変わらず6000万ユーロ(約96億円)のまま。「チームメイト、サポーター、そしてスポーツディレクターとの良好な関係が契約延長のカギだった」と明かしていた。

 また久保は、今バスク語を学んでいるが、このこともまたサン・セバスティアンの人々にとって明るい兆しとなっている。

 ふたつ目は先週末のマジョルカ戦で、ラ・リーガで4試合ぶりの勝ち点3をチームにもたらす、価値あるゴールを決めたことだ。

 この久保がもたらしたふたつの喜びは、ここ最近低迷していたチームの雰囲気を大きく変えるものとなった。

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著者プロフィール

  • 高橋智行

    高橋智行 (たかはし・ともゆき)

    茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、リーガ・エスパニョーラを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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