久保建英、決定機後の悔しさと怒りの入り交じった表情 アジアカップ後2試合連続フル出場

  • 中島大介●取材・文・撮影 photo&text by Nakashima Daisuke

 2月10日、ラ リーガ第24節、久保建英所属のレアル・ソシエダは、ホームでオサスナと対戦、0-1で敗戦した。

 久保は、日本代表として出場したアジア杯より戻って以降、2試合連続での先発フル出場となった。 右ウイングへ入った久保へ厳しいマークがつくなか、ボールを受けるとカットインから好機を演出、攻撃の起点となった。

 しかし後半4分、コーナーキックからオサスナのFWアンテ・ブディミルに頭で合わされ先制を許す。レアル・ソシエダは久保を中心に反撃を試みたが、最後まで得点を奪うことはできず敗戦を喫した。

 この試合の写真に選んだのは、際どいコースへ放ったシュートをセーブされた久保が見せた、悔しさと怒りがないまぜになった表情。 38分、ボックス内でこぼれ球をコントロール、振り抜いた左足に残るボールをミートした感触、それでもチームに先制点をもたらすことはできなかった。

 チームとして決定機をものにすることができず、悔しさを残したまま、チャンピオンズリーグのラウンド16、アウェーでのパリ・サンジェルマンとの大一番を迎える。

著者プロフィール

  • 中島大介

    中島大介 (なかしま・だいすけ)

    1979年生まれ。2006年よりバルセロナ在住。サッカーを中心にヨーロッパ各地で様々なスポーツの撮影、スポーツ選手インタビュー、ポートレートの撮影など。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員。バルセロナでカフェも経営。

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