久保建英、CLに王手でアトレティコ戦へ 現地紙が「チャンピオン級」と称賛する英雄譚の最終章 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 久保にとって、アトレティコは分が悪い相手ではない。マジョルカでの昨シーズンは2連勝に貢献し、得点も決めている。

 ディエゴ・シメオネ監督が作り上げたアトレティコの強固な守備は、一時ほどではない。とはいえ、今シーズンもラ・リーガで2番目に少ない失点で示されているように、難攻不落の面影は残る。全員が闘士となって、ギリギリの戦いを挑んでくるだろう。

 だが、恐れる必要はない。アルメリア戦に90分間、フルタイムで出場した久保はターンオーバーで、途中出場の切り札になる可能性もあるが、ピッチに立てば相手を恐れさせるだろう。ベルギー代表ヤニック・カラスコとのマッチアップになるか。

 今シーズン、久保は9得点を記録してきた。そのたびにチームが9戦全勝している点は瞠目に値する。英雄譚の最終章だ。

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