堂安律は市場価値が爆上がり、鎌田大地は残留か否か。カタールW杯で活躍した日本代表ブンデス戦士8人、後半戦のポイントは? (2ページ目)
【ブンデス公式も堂安を選出】
「コウは本当によくやってくれている。アグレッシブさを持つだけでなく、チームを引っ張る選手。ケガで離脱するまで、彼は今季このチームのMVPだったし、我々はブンデスリーガで最高のディフェンス力を持っていた」
指揮官のダニエル・ファルケ監督も、板倉が最終ラインの要であることを認めている。
合流後の練習試合では、オルデンブルク戦とビーレフェルト戦で45分間出場し、ザンクト・パウリ戦では開始から80分までプレーした。よほどのことがないかぎり、後半戦も板倉の地位は安泰だろう。
昨年夏、フライブルク史上2番目の高額となる850万ユーロ(約12億円)でPSVから獲得した堂安律の市場価値は、ワールドカップでの活躍により約1500万ユーロ(約21億円)に跳ね上がった。
ブンデスリーガ公式サイトも、現在同リーグでプレーする選手でカタール大会のベストイレブンを作成。フォーメーション4-2-3-1の攻撃的右MFには堂安が選ばれ、「驚くことに、日本はスペインやドイツ、コスタリカと同居するグループEを勝ち抜いた。サムライブルーの(グループリーグ)4得点のうち、2得点はフライブルクのリツ・ドウアンが決めた」と記している。
中断期間に実施されたバーゼルとのテストマッチでは、右サイドからカットインする得意の形で味方のゴールをお膳立てした。前半戦以上の数字を残すことにこだわって、後半戦も戦い抜いてほしい。
ワールドカップでは目に見える結果を残せなかったものの、クラブでは前半戦12得点を記録するなど大活躍だった鎌田大地は、フランクフルト残留か否かの岐路に立つ。
強化責任者のマルクス・クレシェは「カマダがどういう決断をするか、今後を見てみよう。彼とは密に意見交換を行なっているし、将来フランクフルトでどういう役目を担うのかを説明している。しかし、彼のキャリアにとって重要なタイミングであることも理解している。そのためには時間が必要だ」と話している。
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