三笘薫の活躍でワクワクするブライトンの攻撃。リバプールをズタズタにした前線の動き方に注目

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question 
エストゥピニャンがボールを持ったあと、ブライトンはどのように相手を崩したか?

 プレミアリーグ第20節、ブライトン対リバプールが行なわれ、ホームのブライトンが3-0で勝利。FAカップも含め、公式戦3連勝を飾り、順位も7位に浮上した。

 前半立ち上がりからホームのブライトンが主導権を握り、左サイドの三笘薫はドリブル突破と裏への抜け出しからチャンスをいくつも創出。しかし、得点には至らず、前半は0-0で折り返した。

 後半に入ってもブライトンがゲームを支配すると、立ち上がりの47分に三笘の抜け出しからソリー・マーチが先制点。すると直後の53分にもマーチが追加点を挙げ、一気に2点リード。そして81分にダニー・ウェルベックが3点目を決め、3-0の完勝となった。

 今回は、ブライトンの2点目のシーンを取り上げる。

 47分、リバプールのクリアボールを、ブライトンのアレクシス・マク・アリスターが競り勝ち、左サイドバックのペルビス・エストゥピニャンがこぼれ球を拾った。

エストゥピニャンが前を向いた瞬間、ブライトンの前線はどう動いただろうかエストゥピニャンが前を向いた瞬間、ブライトンの前線はどう動いただろうかこの記事に関連する写真を見る エストゥピニャンが前を向いた次の瞬間、前線の三笘とエバン・ファーガソン、マーチはどのように動き出して相手を打開したか、というのがQuestionである。

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