マンチェスター・シティ、リバプール、レアル・マドリードら欧州サッカー注目10クラブの新布陣。今季躍進するクラブ、選手は? (5ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi

インテル(イタリア)

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FW:マルティネス(コレア)、ルカク(ジェコ)
MF:チャルハノール(ムヒタリアン)、バレッラ(ガリアルディーニ)
MF:ゴセンス(バストーニ)、ブロゾビッチ(アスラニ)、ドゥムフリース(ダルミアン)
DF:ディマルコ、デ・フライ(ダンブロージオ)、シュクリニアル(ベッラノーバ)
GK:ハンダノビッチ(オナナ)

 勝ち点2差でセリエA連覇を逃したチームにとって、ロメル・ルカクの(ローンでの)復帰はこれ以上ない朗報だ。一昨季にリーグMVPとなり、チームに11年ぶりのスクデットをもたらしたベルギー代表FWは、相性抜群のラウタロ・マルティネスの隣で昨季のプレミアリーグで味わった悔しさを晴らすだろう。

 新天地を求めた昨季のレギュラーはイバン・ペリシッチくらいで、左ウイングバックにはロビン・ゴセンスがいるので問題にはならないはず。ニコロ・バレッラやマルセロ・ブロゾビッチ、ステファン・デフライといった主軸に動きはなく、実力者のMFヘンリク・ムヒタリアンやGKアンドレ・オナナを加えたチームは、昨季よりも強くなっている印象だ。

ユベントス(イタリア)

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FW:ブラホビッチ(キエーザ)、ディ・マリア(ケーン)
MF:マッケニー(コスティッチ)、クアドラード(スーレ)
MF:ロカテッリ(ロベッラ)、ザカリア(ミレッティ)
DF:アレックス・サンドロ(デシーリオ)、ブレメル(ガッティ)、ボヌッチ(ルガーニ)、ダニーロ
GK:シュチェスニー(ペリン)

 10年ぶりに無冠に終わり、イタリア随一の名門が転換期を迎えている。

 重鎮ジョルジョ・キエッリーニをはじめ、パウロ・ディバラ、マタイス・デ・リフト、フェデリコ・ベルナルデスキらを放出し、反対にポール・ポグバ、アンヘル・ディ・マリア、ブレメル、フィリップ・コスティッチといった面々を加えた。

 ポグバこそ復帰後、早くも負傷して離脱したが、ディ・マリアは開幕戦で1得点1アシストの活躍。前線でパートナーを組んだドゥシャン・ブラホビッチは2ゴールと幸先のいいスタートを切った──このエースの出来がチームの浮沈を左右するはずだ。

 フランクフルトで鎌田と好連携を見せていたコスティッチの初のセリエA挑戦にも注目したい。

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