古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、井手口陽介でも異例の安さ。セルティックの日本人獲得戦略 (3ページ目)

  • アレックス・オヘンリー●文 text by Alex O’Henley
  • 井川洋一●翻訳 translation by Igawa Yoichi

【異例の安価な移籍金】

「(4人)全員、ここに長く在籍する。そして数年にわたって、我々と共に栄光の日々を過ごすのだ」

 また、4人の獲得に費やした総額は1000万ポンド(約15億7000万円)に満たない。現在の移籍市場では異例の価格であり、すぐに売却する必要もないだろう。少なくとも、今季終了時までは、全員がスコットランド随一の名門で共演するはずだ。

 古橋はもうすでに、ここを「第二のホーム」と公言する。旧知の監督と再会した前田、そして旗手と井手口もそれに続けば、現在6ポイント差の首位レンジャーズに追いつくこともできるに違いない。

 ポステコグルー監督と4人の日本人が揃った最初のシーズンにリーグ優勝を果たせたなら、来季はチャンピオンズリーグのグループステージに出場できる。彼らの眼前には、欧州フットボールの頂点への道が開かれている。

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