冨安健洋も躍動のアーセナルが好調。ファン待望の新エースの巧みな動きが攻撃をけん引
Question
オーバメヤンにパスが入ったあと、スミス・ロウはどうした?
今季、開幕3連敗。0得点9失点で最下位という、プレミアリーグ創設以来クラブワースト成績のスタートをきったアーセナル。
しかし、第4節に冨安健洋をはじめ新戦力が起用されると、チームは劇的に向上し、以降の8試合を6勝2分として5位にまで急浮上した。長く低迷の続いた名門が、ついに復調の兆しを見せている。
先発の多くに20代前半の選手が並ぶ新生"ヤング・ガナーズ"の中心となるのが、今季から新たに背番号10を背負う、クラブ生え抜きのエミール・スミス・ロウだ。
卓越したテクニックと攻撃センス、抜群の機動力を有し、攻撃を前進、加速させるチームに欠かせない存在だ。今季はここまで4得点を挙げて、スコアラーとしてもチームを牽引。カタールW杯欧州予選ではイングランド代表デビューも飾った。
今回は、そのスミス・ロウがトッテナムとのノースロンドンダービーでアシストを記録した、2点目を取り上げる。
オーバメヤンに縦パスが入った次の瞬間、スミス・ロウはどう動いただろうかこの記事に関連する写真を見る 前半27分、トッテナムのプレッシングをパスワークで剥がし、抜け出したキーラン・ティアニーからピエール=エメリク・オーバメヤンにパスが入った。次の瞬間、2列目のスミス・ロウはどうしたか、というのがQuestionである。
1 / 3