2021.11.20

冨安健洋も躍動のアーセナルが好調。ファン待望の新エースの巧みな動きが攻撃をけん引

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
オーバメヤンにパスが入ったあと、スミス・ロウはどうした?

 今季、開幕3連敗。0得点9失点で最下位という、プレミアリーグ創設以来クラブワースト成績のスタートをきったアーセナル。

 しかし、第4節に冨安健洋をはじめ新戦力が起用されると、チームは劇的に向上し、以降の8試合を6勝2分として5位にまで急浮上した。長く低迷の続いた名門が、ついに復調の兆しを見せている。

 先発の多くに20代前半の選手が並ぶ新生"ヤング・ガナーズ"の中心となるのが、今季から新たに背番号10を背負う、クラブ生え抜きのエミール・スミス・ロウだ。

 卓越したテクニックと攻撃センス、抜群の機動力を有し、攻撃を前進、加速させるチームに欠かせない存在だ。今季はここまで4得点を挙げて、スコアラーとしてもチームを牽引。カタールW杯欧州予選ではイングランド代表デビューも飾った。

 今回は、そのスミス・ロウがトッテナムとのノースロンドンダービーでアシストを記録した、2点目を取り上げる。

オーバメヤンに縦パスが入った次の瞬間、スミス・ロウはどう動いただろうかオーバメヤンに縦パスが入った次の瞬間、スミス・ロウはどう動いただろうか この記事に関連する写真を見る  前半27分、トッテナムのプレッシングをパスワークで剥がし、抜け出したキーラン・ティアニーからピエール=エメリク・オーバメヤンにパスが入った。次の瞬間、2列目のスミス・ロウはどうしたか、というのがQuestionである。