プレミアリーグの天下は続くのか。「3強」がCLでも存在感を発揮する理由 (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by AFP/AFLO

 3シーズン前(2018-19シーズン)の覇者、リバプールは、欧州最高のセンターバック、フィルジル・ファン・ダイクが復帰したことがなにより大きい。一方、攻撃面で目立つのは左ウイング、モハメド・サラーだ。今季はまた一段とパワーアップした様子。少なくとも現在のメッシより上であることは明らかである。

 ドリブル、フェイント、シュートとどれをとってもキレキレで、手がつけられない状態にある。今季のCLでは3戦して5ゴール。国内リーグでも9試合で10ゴールをマークしている。欧州でいま最も得点を挙げているアタッカーになる。リバプールが今季、CLを制することになれば、バロンドールは彼の頭上に輝くものと確信する。

 その他の選手のラインナップも3年前と大きく変わっていないが、スケールアップしている。南野拓実が大きく出番を減らしている理由でもある。

 チェルシー、マンチェスター・シティ、リバプール。プレミアの3強は、国内リーグで揉まれている点も強みだ。PSG、バイエルンより、接戦に慣れている。今季のCL決勝戦。プレミア対決になるかどうかはともかく、プレミア勢3チームのいずれかが勝ち上がってくる確率は相当、高いと思われる。

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