ジョルジーニョ、ブスケツらが活躍。なぜ中盤の底の攻撃的プレーヤーは最も重要なのか (4ページ目)

  • 西部謙司●文 text by Nishibe Kenji
  • photo by Getty Images

 2000年代のミランでピルロをこのポジションに起用した、カルロ・アンチェロッティ監督も同様。ただ、ジョルジーニョもピルロも、監督が代わってもチームで重用され続けた。クライフが去ったあとのグアルディオラもそうだった。

 中盤の底にプレーメーカーを起用するのは勇気がいる。きっかけを与える監督は、選手と心中するぐらいの覚悟が必要なので、きっかけは決定的だ。ただし、いったんその価値を示したあとなら、誰が監督になってもアンタッチャブルな存在になる。すでにチームの色が決まってしまっているからだ。

 最初に楽曲を渡す監督はいるが、そのうち指揮者に合わせた曲が演奏されるようになるのだ。

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