2020.12.21

冨安健洋を翻弄! ローマのストライカーが仕掛けた巧みな駆け引き

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
斜めに走り出したジェコはこのあとどうした?

 今季、ボローニャの冨安健洋はセリエA全試合にフル出場と指揮官からの信頼は厚く、昨季の右サイドバックからセンターバックへポジションを移し、まさに守備の要として最終ラインで存在感を発揮している。

 しかし、直近の試合ではセリエAの並みいるストライカーに苦戦を強いられている。第10節インテル戦では、ベルギー代表のロメル・ルカクのフィジカルに圧倒され、先制点を許した。試合も1-3と力の差を見せつけられた。

 そして第11節ローマ戦。ボローニャは開始早々5分にオウンゴールによって先制を許すと、そこから立てつづけに失点した。前線のタレントが躍動したローマに歯が立たず、そのまま1-5の大敗となった。

 なかでも、前半10分のローマのゴールは見事だった。ロレンツォ・ペッレグリーニが前線から中盤のスペースへ下りてパスを受け、反転する。

ジェコが冨安の前を横切り、斜め前へランニング。このあとどう動いたか 次の瞬間、前線のエディン・ジェコが斜めに走り出したのだが、この状況をどう打開しただろうか?