2020.09.09

ビジャレアル久保建英の活躍に福田正博が太鼓判「したたかで逞しい」

  • text by Tsugane Ichiro
  • photo by AFLO

福田正博 フットボール原論

■今週末に開幕する新シーズンのスペイン、ラ・リーガ。久保建英は今季ビジャレアルでプレーする。昨季のマジョルカに比べ、チームのレベルが数段上がる環境のなか、活躍できるか。福田正博氏は、久保のここまでの成長過程を見て、成功を強く確信している。

 久保建英のラ・リーガ2年目が幕を開けるが、成功を収めるイメージしか湧かない。

 昨季はマジョルカでプレーした久保は、今季もレンタル移籍で、ビジャレアルの一員としてプレーする。

今季はビジャレアルでプレーする久保。活躍が楽しみだ 保有元がレアル・マドリード(昨季優勝)であるなか、ライバルのバルセロナ(昨季2位)やアトレティコ・マドリード(昨季3位)以外の上位チームへのレンタルを考えた場合、ビジャレアル(昨季5位)はベストなクラブと言っていいだろう。

 今季チャンピオンズリーグ(CL)への出場権もあるセビージャ(昨季4位)へのレンタル移籍の道もあったと聞くが、クラブ間の条件が整わなかったようだ。また、スペイン以外の強豪クラブからも獲得の打診があったようだが、それを見送ったのは妥当な判断だったと思う。

 それは久保がスペインでプレーできる強みのひとつが、言葉が堪能なのはもちろん、国に根ざした文化や価値観を皮膚感覚で知っていることにあるからだ。このストロングポイントを手放してまでスペイン以外のリーグでプレーするメリットは、あまりないように感じる。

 ビジャレアルは今季のCLには出場できないものの、それに次ぐレベルのチームが出場するヨーロッパリーグ(EL)を戦う。久保がチームメイトのレベルが高まるビジャレアルで、ラ・リーガとELの舞台でどんなプレーを見せてくれるか楽しみだ。

 ビジャレアルは今季からウナイ・エメリ監督を招聘した。エメリ監督は2013年から15年までセビージャを率い、EL3連覇を達成。その後はパリ・サンジェルマンを2年間率い、2018-19シーズンからはアーセナルで指揮官を務めたが、成績不振で昨季前半で解任された。