レバンドフスキ、31歳でキャリアハイ。スポーツエリートが持つ究極のプロ意識 (4ページ目)

  • 鈴木達朗●文 text by Suzuki Tatsuro
  • photo by Getty Images

 新型コロナウイルス感染拡大によって中断されたリーグ戦でも、バイエルンはうまく対処できた。この経験から、バイエルンのエースストライカーは「CLのトロフィーを手に入れる大きなチャンスだ。チームはやる気に満ちているし、うまくまとまって雰囲気もいい」と自信を見せる。「もしかすると、チェルシーとの第2戦(ラウンド16/第1戦は3-0で勝利)が控えているのも、僕らにとっては悪くはないのかもしれない。再びCLで戦うモードに入っていくためにもね」。

 現在の自分自身が発揮しているパフォーマンスは、「おそらく90%ぐらい」だと話すレバンドフスキ。自国ポーランドの英雄となり、世界最高のストライカーという評価を得ても、さらなる伸びしろを見出している。

「自分の限界を超えたいんだ」。未踏の欧州制覇へ、挑戦が始まる。

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