岡崎慎司が何度も繰り返す基本の動き。ラ・リーガ昇格を決めたゴラッソ

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ
〜勝負を決めるワンプレー~

Question
この場面で岡崎はDFとどんな駆け引きをしたか?

 2019-20シーズン、岡崎慎司はドイツ、イングランドに次いで欧州3カ国目となるスペインの地に降り立った。

 そこは1部ではなく、1つ下の2部リーグ。岡崎にはカテゴリーを下げてでも"スペインに挑戦したい"という夢があった。

 慣れ親しんだレスターを離れ、憧れの地に赴くも早々トラブルに遭う。19年7月にマラガと契約をしたものの、クラブの規則違反から選手登録ができない状況に巻き込まれ、契約解除ののちに行き着いた先がウエスカだった。

 開幕から出遅れるも第4節からベンチスタートで出場すると、第6節からは不動のレギュラーとして試合に出続けた。レスター時代とは違い、久しぶりに"9番"のポジションで勝負ができることで岡崎は輝いた。

 そして1部昇格を決めた第41節ヌマンシア戦で、岡崎の真骨頂と言えるシーンが生まれる。

右サイドのラファ・ミルにスルーパスが入った。中央の岡崎は相手DFのマークをどのように外したか右サイドのラファ・ミルにスルーパスが入った。中央の岡崎は相手DFのマークをどのように外したか 後半33分、ラファ・ミルが右サイドを抜け出すと、中央の岡崎が走り出す。ここから岡崎はどんな駆け引きをしただろうか?

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