優勝請負人ではなく「幸福請負人」。名将ビエルサの魔法の正体を探る (4ページ目)
ワーカホリックなほど仕事に打ち込む姿は常軌を逸しているところもあるが、その誠実な姿勢でどの街へ行ってもファンから愛されてきた。ファンと街の人々に誇りと希望を取り戻させ、サッカーで人々を幸せにする。
だからこの先、ビエルサが1つもタイトルが獲れなくても、尊敬される監督でありつづけるだろう。
マルセロ・ビエルサ
Marcelo Bielsa/1955年7月21日生まれ。アルゼンチン・ロサリオ出身。25歳で現役を引退し、コーチの道へ。アルゼンチンやメキシコのクラブを率いたのち、アルゼンチン代表、チリ代表を指揮し、独特の戦術で評価を得る。その後、ヨーロッパのクラブの監督を歴任。18年からイングランドのリーズの監督に就任すると、今シーズンプレミアリーグ昇格を果たした
4 / 4