グアルディオラとの師弟コンビ復活!
リージョ元神戸監督がマンCへ (3ページ目)
2003年の夏、グアルディオラはバルサの会長選で、ルイス・バサット候補を支持した。引退してバルサのスポーツディレクターとして再出発するという予定だった。そしてその時、グアルディオラがバルサの監督として招聘することになっていたのが、リージョだったのだ。
しかし当時、最有力候補だったバサットは、選挙戦のロビー活動で後手に回る。ジョアン・ラポルタ候補がデイビッド・ベッカム獲得(実際はロナウジーニョになった)というド派手な公約を打ち出し、自身が個人弁護士を務めていたヨハン・クライフの支持も得て、積極的にメディアに出て味方を増やし、バサットは敗れることになった。グアルディオラSD、リージョ監督の線は幻と消えた(ラポルタはフランク・ライカールト監督を招聘した)。
2005年9月から、リージョはメキシコ1部リーグ、ドラードス・デ・シナロアで監督を務めている。そこに、まだ現役を続行していたペップが、"指導者としての助走"のため、最後のクラブとしてやってきた。冒頭のリージョのコメントは、当時の風景を描写したものである。約半年間、ふたりのサッカー談義は毎日のように繰り返された。
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