規格外の10代トリオ。2022年W杯でイングランドが頂点に立つ可能性も (2ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO


 とはいえ、畑を広げたところで、いい芽が育たなければ意味はない。

 このルールが導入された際、ほぼ時を同じくして、イングランドサッカー界が一体となって「EPPP(Elite Player Performance Plan=エリート選手養成プラン)/通称=イートリプルピー」と呼ばれる選手育成プログラムを推進したことが、その背景にあったことも見逃せない。

 その結果、イングランドは2017年に初めてU−17W杯とU−20W杯を制覇。世界の頂点を経験した彼らを含め、育成改革の成果によって輩出された選手が次々と台頭し、いまやプレミアリーグは"ヤングスター天国"の様相を呈している。

 そんななか、今季のプレミアリーグでとくに将来を嘱望されている「ティーンエイジャー三羽ガラス」が、マンチェスター・ユナイテッドのメイソン・グリーンウッド、アーセナルのブカヨ・サカ、チェルシーのカラム・ハドソン=オドイの3人だろう。

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