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規格外の10代トリオ。2022年W杯で
イングランドが頂点に立つ可能性も (7ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO


 もっとも、ハドソン=オドイのような怪物系のアタッカーは、どのようなタイプの指導者のもとで成長期を過ごせるかが、ブレイクのための重要なファクターとなる。そういう意味で、現在チームを率いるフランク・ランパード監督はうってつけと言える。兄貴目線でじっくり育てれば、おそらくその才能は近いうちに開花するはずだ。

 そのほか、今年20歳になったためにここでは割愛したが、ハドソン=オドイと同じミレニアム生まれの有望株には、マンチェスター・シティのフィル・フォーデン、トッテナム・ホットスパーのライアン・セセニョン、ノリッジ・シティのマックス・アーロンズなど、将来のイングランドを担うであろう注目のホームグロウン選手は多い。

 この調子でいけば、イングランドの未来は明るい。2000年から育成改革を推進したドイツが2014年W杯でひとつの成果を残したことを考えれば、イングランドが2022年か2026年のW杯で世界の頂点に立っても何ら不思議はない。

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