東京五輪で見逃せない2人のGK。大型で俊敏、神がかったプレーも連発 (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 アフターコロナに輝けるプレーを見せる選手とは――。ポジション別に、東京五輪世代の最有力若手選手を分析しよう。

 優れたゴールキーパーは、強いチームとイコールで結ぶことができる。

 今シーズンのチャンピオンズリーグでベスト16に進んだチームは、いずれも世界トップクラスのGKを擁する。リバプール(アリソン)、バルセロナ(マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン)、レアル・マドリード(ティボー・クルトワ)、アトレティコ・マドリード(ヤン・オブラク)、バイエルン(マヌエル・ノイアー)、パリ・サンジェルマン(ケイロル・ナバス)、ユベントス(ヴォイチェフ・シュチェスニー)などだ。

 かつてスペイン代表のイケル・カシージャス、イタリア代表のジャン・ルイジ・ブッフォンの2人は、代表ではもちろん、それぞれレアル・マドリード、ユベントスのGKとして覇権を争った。

「GKが天職だと思ったから、FWに嫉妬したことはない」

 そう語っていたカシージャスは、優れたGKの資質をこう答えていた。

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