欧州サッカークラブ経営破綻の危機。
Jリーグも対岸の火事ではない (7ページ目)
その削減割合も一律ではなく、月給1万ユーロ(約117万円)から2万ユーロの選手は20%削減、月給2万ユーロから5万ユーロの選手は30%削減、月給5万ユーロから10万ユーロの選手は40%削減、そして月給10万ユーロ以上の選手は50%削減と、それぞれ段階を設けている。月給1万ユーロ以下の選手は削減の対象外として、全額が支払われる予定だ。
いずれにしても、これら5大リーグで見られる給与削減の動きは一定の延命策となり得るものの、その効果は限定的だ。仮に今シーズンのリーグ戦を完結できない事態となれば、多くのクラブが破産の道を歩むことは避けられそうにない。
果たして、ヨーロッパサッカー界は未曾有の経済危機を乗り越えられるのか。世界の最先端に位置する彼らの動向に、世界中の注目が集まる。
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