菅原由勢「お試し」のち5年契約。欧州で順応する秘訣を本人に聞く (4ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO


 菅原の話を聞いているだけで、AZの練習の質の高さに加えて、激しさまでも伝わってくる。

「練習、すごいですよ。普段の練習でも削り合いになりますし。それぐらいのチームなので、ここの順位(首位アヤックスと同じ勝ち点の2位)にいることは不自然じゃなくて、当然の結果だと思います」

 今季ここまでのシーズンを振り返ると、前半戦の菅原はセミレギュラーとして右サイドバックやウイングで活躍し、チームの貴重なゴールに絡むことも多かった。だが、今年に入ってからはトップチームでまとまった時間をプレーする機会が減ってきて、AZリザーブチームの一員としてオランダ2部リーグでそれを補っている感じだ。

「ストレスはまったくないですよ。練習でも刺激がありますし。チームの状態がいいのもわかっているので、そこに自分が割り込んでいかなきゃいけないと毎日思っている。レギュラーを取らないといけないというモチベーションがあるので、すごく練習しています」

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