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堂安律と板倉滉が明かす。
森保監督との対話とコロナウイルスの影響

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 今年に入ってから、堂安律(PSV)と板倉滉(フローニンゲン)はともに出場機会を減らしている。そのふたりが3月8日、フローニンゲン対PSV戦で先発に抜擢された。堂安にとっては今年初めて、板倉にとっては2度目のスタメンであった。

ピッチで激しいバトルを演じた堂安律と板倉滉ピッチで激しいバトルを演じた堂安律と板倉滉 試合は1−0でPSVが勝ったが、70分過ぎからフローニンゲンが猛攻を仕掛けると、堂安が最終ラインに吸収される一方、板倉が左右のサイドから仕掛けるなど、攻守の役回りが逆転するような白熱の終盤となった。

 堂安にとってフローニンゲンは、1年半あまりを過ごした思い出の地だ。試合当日の朝はひとりで散歩して、「懐かしいなあ」と感じていたという。

 フローニンゲン時代の堂安は、右サイドでSBのデヨファイシオ・ゼーファイクと息の合ったコンビを見せていた。今回、チーム事情から堂安が左サイドハーフを務めたことにより、ゼーファイクとマッチアップする機会が多かった。

"お前にだけはやらせない"と言わんばかりに身体をぶつけ合いながら、アイコンタクトで"今のはいいプレーだったな"という合図も交わし合う、リスペクトのこもった1対1だった。

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