鎌田大地、試合延期がチャンスに。ELとドイツ杯にかける思いは熱い (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by AFLO

 今後のことを考えると、今回の試合延期はフランクフルトにとってはラッキーだったと言えそうだ。ELが1日ずれたことによって、3月1日の日曜日に予定されていたブンデスリーガのブレーメン戦も延期が決まったからだ。ホームのブレーメンはキックオフ時間の変更で対応できないかと交渉したようだが、フランクフルトはこれを突っぱね、結局試合はリーグ戦終盤に延期されることになった。

 来週のミッドウィークには、ドイツ杯準々決勝でブレーメンとフランクフルトが対戦することになっている。このドイツ杯は、フランクフルトのホームで行なわれる。フランクフルトにとっては、移動を挟んで厳しい日程だったリーグ戦がなくなり、悪くない日程になった。鎌田は「ブレーメンは嫌でしょう」と認める。

「追い風? だと思いますよ。みんなそういう風に言っていたし、ここはすごいチャンスだと思う」

 現在ブンデスリーガ11位のフランクフルトは、リーグ戦よりも、ELでの上位進出とドイツ杯の優勝に重きを置いているのだという。

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