2020.03.02

安部裕葵離脱も昇格を目指すバルサB。
「地盤の強さ」がリーガを支える

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Nakashima Daisuke/AFLO

 リーガ・エスパニョーラは、今も「世界最高峰リーグ」と言えるだろう。

 昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝がリバプール、トッテナムの英国プレミアリーグ勢同士だったように、勢力は脅かされつつある。しかし、スペイン勢は過去6シーズンで、レアル・マドリードが4回、バルセロナが1回、欧州王者となっており、アトレティコ・マドリードは2度ファイナリストになっている。そして今シーズンも、4チームがベスト16に進出しているのだ。

 リーガ・エスパニョーラは、その”地盤の強さ”で各国リーグを凌駕する。

バルセロナU‐20に近いバルサB。左から2人目は安部裕葵 育成面で優れ、下部リーグが充実し、多くの逸材を欧州の有力クラブに輩出している。ダビド・シルバ、ロドリ(マンチェスター・シティ)、ケパ・アリサバラガ、セサル・アスピリクエタ(チェルシー)、ホセ・マリア・カジェホン、ファビアン・ルイス(ナポリ)、チアゴ・アルカンタラ、ハビ・マルティネス(バイエルン)、ダニ・オルモ(ディナモ・ザグレブ→ライプツィヒ)、ファン・ベルナト(パリ・サンジェルマン)……。CLベスト16クラブの主力だけでも、これだけのスペイン人選手がいる。一方、イングランド出身の選手は、他国リーグの有力クラブにほとんどいないのが現状だ。