長谷部誠と鎌田大地をクラブ幹部が称賛。
ふたりに共通する大きな特長 (3ページ目)
そもそも長谷部は1月に36歳になったその年齢から、週2回の連戦には懸念もあったが、心配が無用であることを示した。その後、14日のドルトムント戦は出場機会がなかったが、この時も冷静にやるべきことを把握していた。
「しばらく4バックが続くかなと思います。僕はおそらくボランチで勝負していくと思うけど、最近2試合やって感覚も戻ってきている。運動量とかインテンシティをもっと上げていかなきゃいけないな、と」
この姿勢がELザルツブルク戦での活躍、ウニオン戦での連続先発とつながった。
ボビッチは長谷部を評してこう言う。
「彼の年齢を考えても、特別な選手であることは間違いない。賢くて、統率力があり、ファイターでもある。若い子たちは彼を『あ、これが長谷部か』と、崇めるような尊敬の目で見ている。本当だよ。彼の契約が今季いっぱい? 将来的な話はこれからだ。3月に東京に行くから、その時にでも話そうか」
一方、鎌田は1月に負傷すると、いったん日本に帰ることをクラブに了承してもらい、日本で治療してからフランクフルトに合流した。きちんとクラブと交渉できたこと、納得のプロセスで治療できたことの意味は非常に大きい。クラブのメディカルへの不満や不安を抱えたままプレーしてもろくなことにならないからだ。
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