2020.02.26

柴崎岳への指揮官の信頼は絶大。
「めちゃくちゃ『おいしい』選手だ」

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 中島大介●写真 photo by Nakashima Daisuke

 42試合を戦う長丁場のスペイン2部リーグ。第29節を消化し(チームによっては28試合)、最終コーナーに入ろうとしている。

サラゴサ戦に先発、退場となった60分までプレーした柴崎岳(デポルティーボ・ラ・コルーニャ) トップを走ってきたアルメリアが急落。第25節から3敗2分けで3位に下がり、自動昇格圏から外れてしまった。元レアル・マドリードの人気選手だったホセ・マリア・グティエレス監督(愛称はグティだが、本人が監督として敬意ある呼び方をリクエストした)が旋風を起こしていたが、戦い方が研究されたか。グティエレス監督は今や解任の危機にある。

 2部を戦い抜くのはそれほどまでに難しい。ちょっとしたきっかけで、チームの出来が急転する。

「地獄」

 そう形容される理由は、拮抗した実力で息が抜けず、長く厳しい戦いを乗り越える必要があるからだ。3人の日本人選手は、地獄を戦い抜けるのか?

 現在2位のサラゴサのMF香川真司だが、”主役級”だった序盤の存在感はない。たび重なる筋肉系の故障で、徐々にトーンダウン。直近の3試合は出場がない状況だ。

「私はボールプレーヤーが好きだし、彼らをプレーさせることを優先する」