長谷部誠と鎌田大地をクラブ幹部が称賛。ふたりに共通する大きな特長
チャンスが来ない時に、いかに次のチャンスに備えられるか。逆風が吹く中で、いかに耐え、気持ちを切らさず、逆転の機会が来た時にはそれを逃さないように狙い続けられるか。選手としての器量が試されるのはそんな時だ。
フランクフルトのスポーツディレクターで取締役も務めるフレディ・ボビッチは、日本人選手にはそんな逆境に対応できるメンタリティが備わっているという。
ウニオン・ベルリン戦に先発した長谷部誠と鎌田大地(フランクフルト)「いま日本人がブンデスリーガから減っているのは確かだけど、うちには長谷部誠と鎌田大地の2人がいる。規律を守ることができ、精神的に強いことは、共通した大きな特長だと思う。ブンデスから日本人が減っている理由は僕にはわからないし、他のチームのことは言えない。でも、僕自身は岡崎慎司(現ウエスカ)や酒井高徳(現ヴィッセル神戸)とも仕事をしてきているし、日本人が大好きだ」
今季の長谷部誠と鎌田大地も、シーズンの後半戦が始まると同時に苦境に立たされた。長谷部の場合はチームのシステム変更、鎌田は負傷が理由だ。
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